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ご家族の方へ FAMILY

家族が共に治療を進める必要性 -FAMILY-

患者様の治療と同時にご家族の方が変わることが大切です

患者様の治療と同時に
ご家族の方が変わることが大切です

患者様との間で、「話しかけても無視される」「何かある度に言い合いになる」「そもそも会話がない」「良かれと思って提案することが拒絶される」など、たくさん困りごとがあるかもしれません。しかし、一番困っているのは、患者様本人かもしれません。
そんなとき、家族の「そうだったんだ、大変だったね。」というやわらかい一言と、安定した穏やかなご家族の様子によって、ご本人との関係が変化することがあります。

患者様の将来を誰よりも思うからこそ気持ちばかりが急いてしまい、顔を見ると「どうしてできないの!」という言葉が口をついて出てしまったり、「もっとこうしないと!」という思いで頭がいっぱいになってしまう方がたくさんいらっしゃいます。さらには、患者様のために混乱して疲れ果ててしまい、ご家族の方が適応障害やうつ病を発症してしまうこともあります。
心がいっぱいで行き詰ってしまったときは、少しだけ患者様から焦点を外してみてはいかがでしょうか。

ご家族の方が病気についての知識を持ち、コミュニケーションのコツを身につけることで、焦る気持ちや不安でいっぱいだった心に少し余裕が生まれ、会話の流れが変わり、これまでの関係や患者様の様子に変化が生まれることがあります。ご家族の方が変わることで、患者様も次第に回復に向かうことが多く、周囲のサポートや支援は、患者様の治療にとって大きな役割を果たします。